2011年、横浜DeNAベイスターズが誕生した。IT企業ではソフトバンク、楽天に続いて3社目だ。
野球球団オーナー企業は、その時代を代表する企業である。
であれば、オーナー企業の変遷を見てみれば、産業の栄枯盛衰が分かるはずである。
その仮説を検証すべく、下のグラフを作成した。
日本プロ野球球団のオーナー企業を、各年ごとに産業別分類したグラフである。(wikipedia:日本プロ野球)
- グラフから読みとれること
①鉄道の比率が落ちてきている。
②映画産業が1946~1970年までオーナー企業として存在していた。
③不動産産業(ゴルフ場)が1972~1976年まで存在していた。
④IT産業が2004年から比率を伸ばしている。
- 仮説の検証
映画産業が盛り上がっていた時代、不動産が盛り上がっていたバブル時代、そのころに球団経営にしていたと言えなくもない結果になった。
IT産業が盛り上がっている昨今に、IT企業が球団経営に乗り出した。
仮説は、そこそこあたってるのではないか。。
- 今後どうなるのか
野球オーナー企業がこれからどうなるのか。
新規で球団経営に乗り出す企業は、知名度やブランドが欲しい企業である。新聞や鉄道が新たに球団経営に乗り出すメリットはほとんどない。
であれば、新興企業であるIT企業や、バイオ系企業が球団経営を始める傾向が続くのではないだろうか。