ゆとりSEですがなにか

忘れないようにメモしてます。

マルタに語学留学 その1

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マルタに語学留学に来ました。理由は特にありません。

嘘です。色々なものから逃げ出したかったからです。

指導教官にも海外逃亡と罵られながら、すたこらさっさと逃げ出してきた訳です。

学業もそうですが、人生(笑)について考えて、お腹のあたりが痛くなってきたので、そうそうに考えることをやめて、語学留学という名の遊びに出かけようと思ったのです。

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マルタは、イタリア半島に南にある小さな島国で、大きさは横浜市や大田区と同じくらい、人口は40万人、産業は観光がメインというような国です。歴史はかなり古く、古代からの遺跡もあり、中世の十字軍の遺跡もあり、小さな国ながら、世界遺産が3つもあります。

 

海はきれいで、風光明媚な港町が多く、のどかなところです。小さな湾がおおく、プールのようにおだやかで、小さなヨットが沢山泊まっています。

 

日中は日差しが強く行動するのに適していないですが、乾燥しているので不快な感じはしないです。夕方からはとても過ごしやすいです。

 

街は、バレッタ、スリーマ、サンジュリアン、イムディーナが有名な街で4つを抑えれば、大丈夫です。

バレッタは中世に出来た要塞で、現在の首都でもあります。世界遺産にも指定されており、日本で言えば、丸の内といったところでしょうか。

スリーマは、海水浴場がありホテルやショッピングモールがある、いわば湘南でしょうか。海沿いの道を歩いていると、海外セレブになった気持ちになれます。

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サンジュリアンは、奥まった湾に発展した大人の町で、銀座といったところ。イムディーナは、他の都市と違って、島の内陸にあり、マルタの古都です。日本に当てはめれば京都や奈良でしょうか。

イムディーナ以外はバスで10分ほどの近くにあり、観光するのは大変ではありません。

 

マルタの良いところは、物価が安いところでしょう。海沿いの雰囲気の良いレストランで、ビールが2ユーロ、ワインが3ユーロ、パスタが6ユーロと、懐に優しい国なのです。物価が安いのでつい気が大きくなってしまい、あれこれ頼みすぎて、食べきれずすごすごと帰る事もあります。しかし、財布を気にしながらメニューを選ばなければ行けない国よりは、精神的には大変よろしい事だと考えています。

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マルタには、友人のN君と来ているのですが、彼はなかなか変わった人物で、変わっている自分というものが好きな人種です。俺はクレイジーだ、というのが口癖で、しかし、実のところ、小心者の部分もあり、愛すべき人物なのです。

 

N君は、マルタに来てから常にお酒を飲んでいます。ビールが安い、ワインが安いと騒ぎ、飲まなきゃしょうがないだろと喚くのです。私もお酒は嫌いではないので、昼からビールで乾杯し、飲みだすのですが、彼は早々に酔っぱらい、昼寝をしだします。日中はシエスタという活動しない時間のある国ですから、彼の生活のリズムは、マルタ的で良いとは思うのですが、残された自分は手持ち無沙汰で、ベランダから歩いている人を眺めたりしながら、夕方までを過ごす事が多いです。