ゆとりSEですがなにか

忘れないようにメモしてます。

満員電車

満員電車が死ぬほど嫌いだ。それなのに、自分は満員電車で通勤している。
通勤の一時間半は苦痛でしかなく、毎日3時間も移動に費やしてると思うとげんなりする。

ある時、人身事故が起きて多くの路線がストップし、埼京線に人が集中した日があった。その日の混雑具合は、普段の比ではないほど混雑していた。混雑というより密集、圧迫、ぎゅうきゅうづめという感じで、余りに人を詰めつすぎて人が圧死するのではないかと思った。実際に胸が凄い力で圧迫され、本当に痛くて辛かった。電車内から誰かの呻き声が聞こえてきたりした。

それ以来、僕は満員電車が怖くなってしまった。満員電車だとビビってしまって、次の電車にしたり、多少の遅刻は仕方がないと思うようになった。もうトラウマに近い。

日本は先進国でGDPでみると豊かな国だ。しかし、満員電車で通勤する生活は豊かな生活とは言えない。

                              ◯

話が脱線するが、ここがGDPという指標の問題点だ。GDPはその国の付加価値の合計額で、例えば騒音公害が起きて防音ガラスに変更したとすると、実際の豊かさという意味ではマイナスからゼロに戻っただけなのに、防音ガラスの付加価値分だけGDP増加する。つまりGDPは本当の豊かさを測ることは出来ないのだ。

最近では、GDPではなく、真の豊かさを測る指標の開発が進められていて、GPI(Genuine Progress Indicator)などがある。そのような指標では通勤時間が考慮されていて、より短い通勤時間であれば豊かであると計算される。

                              ◯

話を戻すと、日本が真に豊かな国になりたいなら、満員電車問題を解決しなければいけないと思うのだ。

そこで現状思いつく対策、解決策を網羅、整理したい。

対策①
みんなが電車に乗らない。
歩き、もしくは自転車で通学や通勤をする。
一人暮らしならその選択肢もある。
家族や持ち家がある場合、自宅の場所が制約条件となってしまう。自宅近くの場所に通学、通勤できればよいが、それは分からない。

対策②
ピークの時刻をずらす。
学校や会社と開始と終了時間をずらす事で、電車利用者のピークをずらす。ICカードを利用してもっと簡単に就業管理を可能とし、社会全体でフレックスタイムの利用が進める必要がある。
実際のデータがあれば、より詳細に分析可能。

対策③
通勤をやめる。
テレワークを活用する。全員が週に半分を自宅で作業すれば、電車利用者は半分になる。
デメリットとしては、それぞれの家で空調を使うのでエネルギー使用量は増える。

対策④
車両のサイズアップ。
古い車両より新しい車体は、容量が10%増加するらしい。更なる改良、容量増加の案が待たれる。

対策⑤
ダイヤの改善
SuicaPASMOの利用者データは宝の山だ。ピークの時間や出発地、目的地などのビックデータが蓄積されている。これを解析することで、ピーク時のダイヤの増加、利用者データから効率的なダイヤへの変更が可能となる。

対策⑥
東京一極集中から地方分散へ。
メーカー企業などは地方都市に本社を置いている。東京に本社を置かなくても良い企業は他にもあるはずだ。
ファナックなどは抜群の技術力のおかげで村に本社があるが株価は抜群だ。
IT、特にWeb関係のカヤックという会社は鎌倉に本拠地を置いている。はてなは京都が本社だ。mixiNAVERがわざわざ激混みの渋谷に本社を置く必要があるのだろうか。

対策⑦
不動産資産の流動性を高める。
例えば、持ち家を取得後、勤務地が移動になって通勤時間が2時間になったとする。恐らく多くのサラリーマンが我慢して通うだろう。持ち家を売って新しい持ち家を購入するという行動にならない原因があるからだ。
例えば、不動産売買のコスト(手数料、情報の非対称性)、精神的なコスト(リスクが見えない、考察不足、要検討)
これらを解決し、不動産資産の流動性を高めれば、持ち家を売って勤務地の近くに住む事が可能になる。


まだまだ方法もあると思うし、改善の方向に持っていきたい。

                                 ◯

個人的には会社の近くに引っ越すことにした。