なんとなく6月ごろに盆栽を買った。チリメンカズラという種類の木だった。ずっと放置していたけど、そろそろ枝が伸びてきて手入れをしようとおもったが、ネットで調べても情報が少ないので、図書館で本を借りてきて調べた。
内容をまとめておく。
チリメンカズラ
樹形/模様木、石付き
テイカカズラの矮性種といわれている。紅葉する。幹が太りにくい。4月の植え替え以降、5−7月に剪定し、枝分かれした部分を使って挿し木できる。剪定は枝分かれの良いものを半球状に刈り込むだけで良いが、だんだん込み合ってくるので、何年かしたら樹形を考えて残す枝を選び、他の枝は思い切って短く落とす。つる性で石付きしやすく、植え替え時のほか6−7月にも行える。
3月 改作(植え替えと剪定)
剪定→骨格を残して枝を切り詰める。樹高14cmから7cmまで切り戻す。
根切り→太根を切り詰める。根元に近い小根は残す。
縮緬葛(チリメンカズラ)
縮緬葛は盆栽名、植物名としてはテイカカズラ。テイカカズラが枝変わりの小型タイプが固定化したもの。基本種に比べて葉が非常に小さい。葉面に縮緬のような縮みが入っている。徐々に鉢を小さくすると、さらに葉が小型化する。
つる性なので枝を徒長させると間伸びするが、こまめに剪定していくと幹が太り枝打ちが細密になる。
■徒長枝の整理
四方八方にのびていく。葉のついている節の間をそれぞれ伸ばすので、非常に勢い良く広がってしまう。
ポイント;徒長している枝をたどり、付け根にはさみを当てて切り取る。
徒長するほど勢いの良い枝は、枝のみ太っていき幹を太らせないうえ、付け根がこぶ状になってしまうことがあるので、早めに枝元から切っ手おいた方がよい。
■芽摘み
チリメンカズラの芽は、葉柄がなく枝から直接出てくる。全体の樹形から飛び出すように伸びていたり、葉の生育が左右対称になっていない芽は、枝ごと切ってしまう方が良い。葉芽だけを摘んでも、すぐに芽吹いてさらに枝を伸ばしてしまう。
■葉刈り
成熟した元葉の上に二芽出てきているような場合は、下の大きな元葉のほうを付け根から切り取る。大きな葉が生育していくと枝を伸ばす力がついて徒長枝になりやすい、こうした力抑制して、短い枝を多数付ける方向に持っていくのがポイント。
日常管理のコツ
■置き場所
生長期は日当りの良い場所で育つが、鉢を小さくした場合、午後から日陰になる半日陰のほうが無難
■水やり
水はたっぷり与えるとよく育つ。夏場は朝晩たっぷり、冬の休眠期は控えめにするが、表土が乾きすぎないように注意
■肥料
多肥を好むので、生長期は月一回の割で施す。葉刈りで芽数を増やしていくので木に力をつける必要がある。
■植え替え
植え替えの間隔は3年に一回ほど。枝葉を細かくするため、根も密にした方が徒長枝が伸びにくく育ちやすい。
参考文献
山田香織の盆栽づくり とっておきの”いろは”
写真で分かる盆栽づくり
かわいいミニ盆栽 やさしいつくり方と失敗しない育て方
盆栽入門 群境介
基礎の基礎からよくわかる はじめての盆栽
いきなりだと専門用語が多すぎて意味が分からない。もっと基本的な事もまとめておく。
①正面を見つける
お辞儀して見える(前傾姿勢)、枝が重なってない方が正面。
②植え込み 植え替え
鉢に入れる事。盆栽はどんどん小さい鉢に入れていく。そうして小さいけど大木感をだしていく。
③芽摘みと葉刈り
芽摘み、4月に新芽が伸びだしてきたら、先端を手で摘む。すると1ヶ月で脇から芽が出てくる。また摘む。この作業を7月まで繰り返す事で、細かい枝が増え、小さい葉が密になる。
葉刈り、それおぞれの葉の1/10程度を残して切り取ると、わき芽に栄養がいって、脇芽がのびる。切り取った葉は自然に落葉する。葉の大きさが均等化する。
④剪定
忌み枝(いみえだ)をとっていく。忌み枝は良くない枝
⑤肥料 置き肥 液肥
⑥スケジュール