ゆとりSEですがなにか

忘れないようにメモしてます。

渡邉美樹ワタミ会長を都知事にしてもいいけど、ワタミはつぶすべき。

 自分は渡辺という人物が嫌いだ。あの張り付いた笑顔からは胡散臭さしか感じないし、直感的に信用してはいけない人物だと感じている。彼からはカイジに出てくる悪役の腐臭が漂ってきていると思う。そういう考えの人間が書いた文章であることをご了承ください。

 

 石原都知事が辞職を表明したことで、都知事選が年内に行われるだろう。前回の都知事選は、2011年4月に行われ、主な候補者は石原、東国原、渡辺だった。それぞれ、石原261万票、東国原169万票、渡辺101万票を獲得し、石原が当選した。渡邉美樹という胡散くさいおっさんに100万票近くも集まったことに心底驚いた。あんな人物が権力を持っていいはずがない、そう直感として感じていたからだ。そして恐ろしくなった。渡邉が都知事になっていた可能性があったということに。

 

 今回の選挙でも渡邉氏は出るかもしれない。彼の貪欲かつあくなき向上心ならば出てくると思う。そこで、前回の都知事選で多くの人が渡邉氏に投票した意味について考えてみた。

 

 彼は、ワタミという居酒屋チェーンを一代で大きくした実業家だ。特に彼の実務においての凄さは、徹底したコストカットであろう。ワタミという居酒屋では徹底したコストカットで、安い料理、お酒を提供している。老人ホーム事業では、食事もワタミグループが提供することでコストカットを図っている。素晴らしい事業計画だと思う。

 

 そうやって考えてみると、投票した多くの人は、彼のコストカットする能力に期待をしていたのではないだろいうか、という考えに行きついた。

 現在、都の税収は4兆円、都職員は16万人。結構な大所帯だ。その都庁をコストカットでスリム化してほしい、公務員の給与をカットしてほしい、そんな考えだったのではないか。

 そう考えると、彼を都知事に据えることは悪くはない。

 これから日本は超高齢化社会で、どんどん社会保障費が増大してくる。どうしたって、社会保障の減額に手を付けなければいけない。そうした状況の中、弱者の痛みを理解できなさそうな彼なら、生活の保護やら社会保障やら、そういう税金を減らすことができるんではないか。

 

 彼に票を入れた人の深い見識に恐れ入った。自分の生理的に好きになれないというの浅く、そして感情的な考えを恥じた。

 

 しかし、彼を都知事にしてもいいと思ったけど、彼の経営するワタミは潰さなければならない、と声を大にして言いたい。

 

 なぜならワタミでは過労死するほどの労働を従業員に強いているからだ。しかも、ワタミはその過労死事件を解決していない。

 はっきり言って、ワタミは従業員から搾取して成り立っている会社だ。労働者の過労死の上に成り立っている会社は、社会的に存在してはならない。そんな会社は社会的に害悪だ。

 

 ワタミに安いから行くという奴は、従業員の死体のおかげで、安い酒が飲めていることを理解すべきで、ワタミで飯を食う時は、「過労死してくれてありがとう、いただきます。」と言うべきだ。これができないならワタミに行くな!と言いたい。

 

 社会全体で、過労死をさせるような会社をボイコットするような風潮が生まれれば、過労死が減ってくると思うのだろうけど、如何だろうか。

 

*「社会のことを分かっていない学生が」という意見は聞きません。あと自分も居酒屋チェーン店でバイトしていたことがあるので、その劣悪な労働条件は知っていますし、また頑張れる人はなんとか乗り切れることも知っています。ただ過労死を許容する社会はあまりに貧しい社会だと思うのです。