ゆとりSEですがなにか

忘れないようにメモしてます。

SERENDIPでダイジェストだけ読む習慣2

SERENDIPでダイジェストだけ読む

ダイジェストだけ読む習慣がついている。 忘れないようにダイジェストを呼んだ感想をメモする。

ファーウェイの真実 Inside the Black Box

  • 中国の通信機器大手ファーウェイ(華為技術
  • 売上高6036億元(約10兆4366億円、2017年の実績)、世界の従業員数18万人
  • 株主構成は、創業者の任正非氏(1.14%)、工会委員会と呼ばれる従業員組織だが、、
  • 中国共産党の細胞組織である党委員会を企業内に設置することを義務づけ
  • 中国国家開発銀行(開発銀)の関与
  • 開発銀は、ファーウェイ自身ではなく、顧客の通信事業者に対して融資を行うことで、間接的にファーウェイの経営を支援
  • ファーウェイの脅威を論じるときに多くの人が、米国が起訴した企業秘密の窃取やサイバースパイのような非合法の活動を想定だが、、
  • 現在、共同開発や開発支援を合法的に行っている。技術の吸い上げが目的?
  • 中国政府は、2015年発布の国家戦略「中国製造2025」で、半導体等のハイテク製品のパーツについて、内製化を進める方針
  • 2025年には、現在は日本の部品輸出しているが中国内製化に取って代わられる?
ベンダーファイナンス

 通信事業者にとっての最大の経営課題は、継続的かつ大規模な設備投資の負担をどうするかだ。この課題の解決策として通信機器メーカーは、顧客の通信事業者に自社製品を採用してもらう見返りに設備投資資金を提供する「ベンダーファイナンス」を導入した  だがベンダーファイナンスは、通信会社が経営悪化すると途端に融資が焦げ付き、メーカーにとっての不良債権に変わる。このため欧米メーカーは以前ほどベンダーファイナンスに積極的ではなくなっている。  その空隙を埋める形でリーマンショック以降に積極的に資金を提供したのが開発銀のような中国の国有金融機関であり、その資金を得る条件はファーウェイなど中国企業の製品を購入することだった。通信事業者にとってはベンダーファイナンスと同じ効果があり、ファーウェイの財務も傷まない。そして世界市場での中国企業の躍進という政策の目標も達成できる。

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

  • アップルのみのダイジェスト。新しい発見は特になかった。
  • アップルはテクノロジー企業から高級ブランドへ転換。

巨大システム 失敗の本質

  • 線形系より複雑系疎結合より密結合が「失敗」の原因
  • 線形系とは、自動車工場の組立ラインだ。そこでは容易に予測可能な順序でものごとが進行する。不具合が生じても、何が故障したのかはすぐわかり、どんな影響がおよぶかも一目瞭然
  • 複雑系原子力発電。構成要素の多くが分かちがたく結びつき、相互に影響がおよびやすい。したがって何か不具合が発生すると、あちこちで問題が生じ、何が起こっているかを把握するのが難しい。
  • 複雑系では状況を把握するために間接的な指標に頼ることになる。圧力計や水量計。見立てを誤りやすい。
  • 疎結合では、要素間のスラックが大きいため、一つの要素が故障してもほかの要素は生き残れることが多い
  • 密結合では、一つの要素の不具合がほかに影響をおよぼしやすい。
  • 航空機製造工場は、疎結合の例。
  • 取締役会に銀行家の多い銀行は、多様な背景をもつ取締役、つまり銀行家だけでなくNPOや法曹、医療、政府、軍などの関係者のいる銀行に比べて、倒産する確率が高かった
  • 専門家に支配されていない取締役会では、取締役たちはお互いの判断について議論し、異議を唱えた。何ごともあたりまえと思わなかった。銀行家の話す言葉は医師や弁護士とはちがうから、たとえ「わかりきった」ことであっても、くわしい説明や話し合いを要求した
  • 多様性が(失敗を防ぐ)助けになるのは、マイノリティや素人のユニークな視点が得られるからではなく、集団全体がより懐疑的になるから

シャオミのすべて

  • 中国にある家電メーカ
  • シャオミは多数のベンチャーを巻き込み独自の「シャオミ・エコシステム(Mi Ecosystem)」を構築
  • エコシステムのパートナー企業に投資。製造のサポート。ただ議決権を持たず、ゆるやかな結束。
  • 資本は両者の関係を結ぶ紐帯にすぎず、価値観や製品定義、方法論の伝授こそが根幹
  • ベテランエンジニアに投資の業務をやらせる
  • エコシステムのメリットは、リソース。スピード。モチベーション。
  • パートナー企業が成長し、独自ブランドになるっことを推奨。株主として投資リターンを得る。

日本型ロジスティクス 4.0

「うつ」は炎症で起きる

  • ダイジェストで十分な情報量。
  • 『ストレス⇒うつ』から『ストレス⇒身体的炎症⇒うつ』という説。
  • 自分の恐らく、仕事のストレスから、潰瘍性大腸炎&躁鬱になったので、納得がいく。
  • 腸、及び、免疫、炎症、精神への影響は、まだまだ解明されていないことが多く、21世紀の医療のおけるホットトピック。

驚異の量子コンピュータ

  • 情報科学における最先端のフロンティアの一つ「量子コンピュータ
  • 量子力学』は、原子や電子などのような直接目で見ることができないミクロな世界を支配する物理法則を指すもの.世界を説明するための最も根源的な枠組みを提供する学問体系
  • 21世紀、量子力学の不思議な性質を情報科学的な観点から理解し直し、その量子性を積極的に応用する、という量子情報科学が誕生
  • 量子情報科学の代表例が量子力学の不思議な現象を動作原理とするコンピュータ、『量子コンピュータ
  • 量子は重ね合わせの原理で、位置を確率で表現、状態ベクトルで表現する
  • 0と1のビットに対して、状態ベクトルで表現する量子ビットは、表現の幅が大きい。
  • 古典的な0と1のビットは、量子ビットの特殊な状態としていえる。量子ビットはより一般化した表現。
  • 量子ビットに対して、量子演算することで計算ができる。
  • 量子ビットに対する量子演算は、ビットの対する演算より表現できる状態や演算が一気に増えるので、計算能力が向上する。

なぜ貧しい国はなくならないのか(第2版)

  • 「貧困国」の問題.2015年に示されたSDGsでも貧困削減が目標
  • 貧しい国から貧困をなくしていく戦略的学問である「開発経済学」の入門書
  • 労働者の生産性、企業の生産性、経済全体の生産性を決定しているのが、人的資本、物的資本、インフラ、社会関係資本、知的資本であるということ
  • 生産性を上げるには資本を上げる必要がある。
  • 社会関係資本は、いわゆるソーシャルキャピタルのことであり、人間の信頼関係の程度を指す。社会関係が良好であれば、契約の作成、合意、履行が容易であるから、契約制度は効率的に機能。
  • 途上国政府、国際機関、あるいは先進国政府は、途上国経済の発展を効果的に支援するために、どこに何をどのような順序で投資することが経済の発展にとって有効なのか、を設計できていなければならない。
  • アフリカでは農業生産性の向上「緑の革命」が起きていない。
  • 緑の革命」への道筋は、有望な作物の選択→技術の移転・開発→技術普及(知的資本の向上)→インフラ投資と信用の供与(インフラ・社会関係資本・物的資本の向上)、というステップを踏むべきであるということ
  • アフリカの工業。産業集積しているが「停滞」型。「成長」型になっていない。
  • 「成長」型に変えるのは、(1)信用の供与による機械などの物的資本への投資、(2)インフラ投資、(3)人的投資と知的投資の促進である。問題は、どこから手をつけるか、にある。
  • 結論は、研修による人的資本と知的資本への投資から。研修には、有望な企業とそうでない企業とを選別するという重要な機能がある。

豊田章男

  • サラリーマン時代に滝行していたなんて。。重圧がすごいんだろうな。。魅力ある人。