”名目と実質GDPは、どちらも、国が経済成長をしてるかどうかを測るためのものさしです。
名目GDPは金額、実質GDPは数量と思ってください。ちなみにGDPもイメージしやすく、日本が、みかんを売っている1つのお店と思って、その売上と思ってください。
たとえば去年、みかんが100個売った。
今年はみかんが105個売れた。
という場合、数量で考えると、成長率は、
105-100/100=0.05(5%)です。
つまり、実質成長率5%になりますよね。
ここで、金額を加味していくと、
たとえば去年、みかん1ケ100円だった。
今年、みかん1ケ50円だった。
という場合、売上は、
去年 100円×100個=10,000円
今年 50円×105個=5,250円
成長率は、5250-10000/10000=-0.475(-47.5%)
つまり、名目成長率-47.5%になりますよね。
今の日本は、名目はマイナスでも実質がプラスだったらいいじゃないか、という話でしょう。つまり、お給料は減ったから嘆くのは、名目を考えているからで、お給料は減ったけど、デフレで物価が下がっているんだから、変わらず買い物はできるじゃないか、というのが実質です。 ”