インバスケット試験を受けた。
事前に本と演習テキストを実施していたため、ある程度うまくこなすことができた。
また採点は終わっていないため、自分の思考や対応のクセに関するフィードバックはまだだ。
インバスケット試験は、どの職場でも起こりうる案件を、的確に、迅速に、精度高く処理するシミュレーション・模擬試験だ。
私が受けたのは下記の内容だった。
試験時間は120分。
指示書と20の案件書で構成される。
回答として、各案件の対応を指示するメールを記載する。
指示書にはシミュレーションする主人公の状況や環境の情報が記載されている。
本や演習でも実施したが下記がテンプレートだ。
・前任者が急病で急な後任となる
・自分は2時間後に1週間の海外出張
・出張中は連絡が取れない
・2時間以内に前任者のメールボックスから未処理案件を読み、メールなどの指示を出さなければいけない
※未処理箱(インボックス)の対応からインボックス試験と呼ばれる。
今時、海外出張中も連絡できる。あとメールよりチャットの連絡の方が多い。そこら辺はいつか試験のフォーマットがアップデートされるのだろう。
本や演習、実際の試験を実施した振り返りは下記だ。
・全体を見て案件は優先順位をつけて対応する必要あり
・優先順位をつける際に自分なりに型を持つこと、また第三者や他の人の優先順位のつけ方をみて、考え方を矯正やアップデートすること
・気を使いすぎないこと。内部の関係者にはできるだけ情報をオープンに(セクハラ、パワハラなど個人の人格に関わるものは除く)
・案件間の関連性を見ること
・数字の情報は比率(割合)と推移を見る。その理由を考察する。
・数字→考察→対策(雲雨傘)
あと、優先順位については、重要度、緊急度の2軸で分類するのが定石と本・ネットによく書いてあるが解説が不十分で納得がいっていない。
・重要度と緊急度の定義が曖昧であること
・四象限で分類したあとの優先順位が不明確
上記に関して自分なりに型を用意した。
重要度は、ビジネスにおける影響の大きさ。プロジェクトではQCDへの影響度。
緊急度は、急がないといけないヤバさ加減。
※単純に期限の迫り具合でも良いが、期限の調整できる場合を考えると上記が自分には分かりやすかった。
※ヤバさ加減には重要度の概念も含まれていて綺麗な2軸でないと認識している。
※緊急医療の、重症度、緊急度の解説を参考にした。緊急医療では重症度は予後の影響、緊急度は急がないと命のヤバさ加減と自分は読み取った。緊急度 > 重症度 となっていた。心筋梗塞は緊急度高、重症度高。ガンは緊急度中、重症度高。
※重要度では、将来のリスクも含む影響度を見ること。また外部、内部で分類するのも一つの手であること。
※不正やコンプライアンス系はビジネス的に一発アウトになるので最優先とした。
※次に外部系。クレーム対策など。将来的な信頼の影響を自分は高くし評価した。
※決算系などは、他部署も絡み、最終的に外部影響が出るのでその次とした。
※内部のモチベーションは本当は大事だが、緊急度低いので後回しとした。
※こういう優先順位を事前に演習しておくと本番の時悩まなくて済むので良い。(本当は事前に言語化できていればよかった)
四象限での優先順位は、
①重要度 高、緊急度 高
②重要度 低、緊急度 高
※ここはやらない判断、他の人にボール持ったもらう、期限調整など、すぐに処理することにした
③重要度 高、緊急度 低
※普段の仕事はここに力を入れられるように過ごす
④重要度 低、緊急度 低
※ここはできるだけやらないようにする。