ゆとりSEですがなにか

忘れないようにメモしてます。

潰瘍性大腸炎になった話

潰瘍性大腸炎という病気になった。

これまでの人生で大きな病気にかかったこともなく、自分はずっと健康だろうと漠然と思い込んでいた。

誰かが病気にかかったというような病の話はどこか他人事のように感じていた。

そのため30代という年齢で難病に指定されている病気にかかり、少なからずショックを受けている。その気持ちを書いておきたいと思う。

             ◯

潰瘍性大腸炎とは、大腸の免疫機能が異常を起こして大腸がただれて炎症を起こす病気である。

体に出る症状としては、下血、腹痛、発熱である。

2020年時点では原因・根治方法が不明のため国から指定難病に指定されている。

活動期(病気の症状が激しい時期)と寛解期(病気の症状が治まっている時期)を長期間にわたり繰り返すそうである。

寛解期は日常生活に特に支障はない。活動期は症状によっては絶食や入院が必要な場合もある。通院や食事制限で治療する場合もある。

日常生活では急な腹痛となるため、トイレの不安が常につきまとう。

安倍首相も同じ病気で、2007年に病気が原因で総理大臣を辞めている。医者から安倍首相も同じ病気と言われて、そういえばそんな病気に罹っていたなと思った。

             ◯

1年前から忙しい案件の担当になり仕事でストレスを抱えていた。

腹痛や胃痛の時もあり、内科で診てもらい、胃薬や整腸剤をもらっていた。

半年前ぐらいから下血が出ていたように思う。痔だろうと自己判断をしてあまり深刻に考えていなかった。腹痛の頻度は多くなっていた。

3ヶ月前くらいからは急な発熱で39度くらいまで上がることが1ヶ月に1度くらいあった。

その度にインフルエンザでてないかと病院に行くがウイルスは見つからず1日ほどで熱は下がった。

こんな頻度で熱が出るのはおかしいと思いつつ、体が疲れているのだろうかと考えていた。

案件は上手くいっておらず、さらに忙しくなり精神的なストレスが大きくなっていた。

年末年始に別案件のトラブル対応もあり、気が滅入ってしまった。

上司からは休職ではなく定時退社や有給で少し休んだらとアドバイスをもらっていたが、

起き上がることがしんどくなり、自分の身体を優先した方がいいという別部署の先輩のアドバイスを聞くことにし、休職することになった。自分が休職することになることは想像しておらずショックだった。

休職中に痔も診てもらおうと病院で診察したところ、内視鏡検査を勧められた。別日に内視鏡を行ったところ潰瘍性大腸炎がわかった。症状は軽度、中度、重度の3段階で中度であった。

潰瘍性大腸炎の説明を受け、これまでの下血や発熱に合点がいった。原因が判明し、その日はよかったと思っていた。

             ◯

それから服薬治療と食事療法が始まった。

潰瘍性大腸炎は食事の影響を大きく受けるらしく食事制限は重要となる。

考え方は大腸に負担をかけないことで、低脂質、低残渣(食物繊維を少なく)、低刺激が推奨されている。

この食事療法が想像以上にしんどい。

低脂質で豚肉や揚げ物がダメになる。また低刺激でアルコールやコーヒーがダメになる。

これまでどれだけ脂肪と刺激物を食べていたのか。食べたいもののほとんどが脂質で食べられなくなる。

そして、コーヒーとお酒が飲みたいのに飲めない。失って初めて気づくとはこのことだ。

本当に本当にストレスだ。

何も考えないと、うどんやおかゆばっかりになってしまう。。

そこから『潰瘍性大腸炎、レシピ』で検索し、病気向けの低脂質料理を覚えていっている最中だ。

             ◯

潰瘍性大腸炎、レシピ』で検索してレシピやブログを見ているうちに多くの人が潰瘍性大腸炎で苦しんでいることが分かった。

みんな食べたい料理を我慢しながら、この食事・食材は大丈夫か心配しながら食べている。

苦しみを分かち合うわけではないが、同じく頑張っている人がいると思うと少し気持ちが楽になる。

             ◯

病気になり、食事という自分の大切にしていた幸せを失ってしみじみ健康が大事だと気づく。

QOLが下がるとはこういうことだろう。何のために仕事を頑張ったのだろうと思ってしまう。

自分、家族の幸せのために働いていたはずが、仕事で体を壊し、幸せを失ってしまう。本末転倒だ。

早く寛解して、食べたいものを食べれるようになりたい。

寛解したら、何を食べようか。ラーメン、焼肉、ビール、日本酒、、

工事進行基準について

工事進行基準 請負工事の完成度合いに応じて収益の発生を認識できるという考え方に基づいて、 決算日における工事の進捗度に応じて売上高・売上原価を財務諸表に反映させる方式のこと

成果の確実性 全てのプロジェクトが工事進行基準に適応されるわけではない。 工事進行基準で売上高・売上原価を認識するにあたり、成果の確実性という要件を定めている。

成果の確実性として、 ①工事収益総額 ②工事原価総額 ③決算日における進捗度 の3つについて、信頼性をもって見積もれること になる。

AWS ソリューションアーキテクト プロフェショナルの勉強

AWSソリューションアーキテクト プロフェショナルを取るか、と思いたつ。

公式ドキュメント、ブログなど読み直していて、不明確なところを洗い出す。

Amazon Elastic MapReuce クラスターの構成(マスターノード、コアノード、タスクノードとコスト最適化方法)

AWS Black Belt Online Seminar 2017 Amazon EMR

RRS

https://aws.amazon.com/jp/s3/reduced-redundancy/

CloudFront

AWS BlackBelt Online Seminar 2017 Amazon CloudFront + AWS Lambda@Edge

Amazon Glacier(ボールドのオプション)

AWS Black Belt Online Seminar 2017 Amazon S3

Sバケットからの検索条件、クエリ

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonS3/latest/user-guide/add-object-metadata.html

AWS Black Belt Online Seminar 2017 Amazon S3

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2018/09/amazon-s3-announces-new-features-for-s3-select/

https://www.skyarch.net/blog/?p=13345

Elastic Beanstalk

https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-black-belt-online-seminar-2017-aws-elastic-beanstalk

Kinesis S3コネクタ https://aws.typepad.com/sajp/2014/08/kinesis_01.html

証明書ストア ACM

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/acm/latest/userguide/acm-certificate.html

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/acm/latest/userguide/import-certificate.html

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/IAM/latest/UserGuide/id_credentials_server-certs.html

CloudFormationの グローバルリソース、リージョナルリソース https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/webinar-bb-cfn-update-2018/

AWS VM Import/Export

AWS OpsWorks

オリジンフェッチ時

CGWとVGWの違い

DirectConnectの接続工程、営業日

IAMとEC2アタッチ

CloudFrontとオリジン、サーバ署名書の関係

LDAPディレクトリ、フェデレーション STS、IDブローカー

【Tomcat8】CATALINA_OPTSとJAVA_OPTSの違い

CATALINA_OPTSとJAVA_OPTSの違い

tomcatを起動するとき、JAVAの起動オプションを設定する。 javaのオプションを設定する環境変数にCATALINA_OPTSとJAVA_OPTSがある。

その違いは何か。 ↓ catalina_home/bin/catalina.shの冒頭に書いてある。

CATALINA_OPTS

CATALINA_OPTS

(Optional)Java runtime options used when the "start", "run" or "debug" command is executed.Include here and not in JAVA_OPTS all options, that should only be used by Tomcat itself, not by the stop process,the version command etc.Examples are heap size, GC logging, JMX ports etc.

訳:

CATALINA_OPTSは、"start"、 "run"、または "debug"コマンドが実行されたときに使用されるJavaランタイムオプションです。 Tomcat自体で利用されるオプションは、JAVA_OPTSではなく、CATALINA_OPTSに含めてください。CATALINA_OPTSはTomcat自体でのみ使用され、プロセスを停止するstopコマンドやversionコマンドなどでは使用されません。例として、ヒープサイズ、GCロギング、JMXポートなどがあります。

つまり、"start", "run" , "debug"のとき使用され、"stop"のとき使用されない。

JAVA_OPTS

JAVA_OPTS

(OPTIONS)Include here and not in all options, that should be used by Tomcat and also by the stop process,the version command etc.Most options should go into CATALINA_OPTS.

つまり、"start", "run" , "debug" と"stop"のときも使用される。
JAVA_OPTSは、そのサーバで他のJVMJAVAで動いている製品、JBOSSとか)があるとき、そっちにも影響があるので、基本的には、Tomcatだけで使用される、CATALINA_OPTSにオプションを設定するのが推奨されている。

Tomcat8のrunning.txtを翻訳してみた

tomcat8のrunning.txtを翻訳してみた

running.txtとは

tomcatをインストールすると入っているテキスト。起動手順など記載されている。 http://tomcat.apache.org/tomcat-8.0-doc/RUNNING.txt でも見られる。


はじめ

Apache Tomcat 8.0サーブレット/ JSPコンテナの実行について

Apache Tomcat 8.0の実行には、バージョン7以降のJava Standard Edition Runtime(JRE)が必要です。


(1) Java SE Runtime Environment (JRE)のダウンロード及びインストール

(1.1)リリースバージョン7以降のJava SE Runtime Environment(JRE)を下記からダウンロードします。 http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

(1.2)リリース付属の指示に​​従ってJREをインストールしてください。JREではなくJava Development KitJDK)をインストールすることでも使用できます。


(2) Apache-Tomcatのダウンロードとインストール

(2.1)Tomcatのバイナリのディストリビューションを下記からダウンロードします。 http://tomcat.apache.org/

(2.2)バイナリディストリビューションを解凍すると、データがそのディレクトリ(通常は "apache-tomcat- [version]"という名前)に保存されます。

以降、この文書では "CATALINA_HOME"は、そのディレクトリ(データのある)のフルパスを指しています。

[note]バイナリディストリビューションをダウンロードする代わりに、Tomcatソースコードからビルドすることも可能です。詳細は、"BUILDING.txt"に記載されています。(a)(b)どちらかになります。

(a)完全な "release"ビルドを行い、作成されたディストリビューションを "output/release"ディレクトリで探し、上記のように展開する

(b)シンプルなビルドを行い、 "output/release"ディレクトリを "CATALINA_HOME"として使用する。"output/build"ディレクトリの内容と完全な "release"ビルドのディストリビューションの内容の間にはいくつかの違いがあることに注意してください。


(3)環境変数の設定

TomcatJavaアプリケーションであり、環境変数を直接使用しません。環境変数は、Tomcat起動スクリプトによって使用されます。起動スクリプトは、Tomcatを起動するコマンドを準備するために環境変数を使用します。

(3.1)CATALINA_HOME(必須)とCATALINA_BASE(オプション)を設定します。

CATALINA_HOME環境変数は、Tomcatの「バイナリ」配布のルートディレクトリの場所に設定する必要があります。

Tomcat起動スクリプトには、この変数がない場合に自動的にこの変数を設定するロジックがあります。それはLinixの起動スクリプトの場所とWindowsの現在のディレクトリに基づいて設定されます。ですが、そのロジックはすべての状況で機能する訳ではないので、変数を明示的に設定することをお勧めします。

CATALINA_BASE環境変数は、Tomcatの "アクティブな構成"のルートディレクトリの場所を指定します。これはオプションで設定する変数です。デフォルトではCATALINA_HOMEと同じです。

CATALINA_HOMEおよびCATALINA_BASE変数に個別の値を使用することは、アップグレードおよびメンテナンスをさらに単純化するために推奨されます。これは、以下の「複数のTomcatインスタンス」セクションで説明されています。

(3.2)JRE_HOMEまたはJAVA_HOMEを設定する(必須)

これらの変数は、Java Runtime Environment(JRE)またはJava Development Kit(JDK)の場所を指定するために使用されます。JREまたはJDKは、Tomcatを起動する際に使用されます。

JRE_HOME変数は、JREの場所を指定するために使用されます。JAVA_HOME変数は、JDKの場所を指定するために使用されます。

JRE_HOMEが使用されている場合は、JAVA_HOMEを使用して特定の追加起動オプションにアクセスすることは許可されません。

JRE_HOMEとJAVA_HOMEの両方が指定されている場合は、JRE_HOMEが使用されます.

これらの変数を指定するための推奨される方法は setenvスクリプトを使用することです。

(3.3)その他の変数(オプション)

上記の4つの環境変数の他に、他の環境変数が存在します。他の環境変数のリストとその説明については、catalina.batまたはcatalina.shスクリプトの先頭にあるコメントを参照してください。

頻繁に使用される変数の1つはCATALINA_OPTSです。 Tomcatを起動するjavaコマンドの追加オプションを指定することができます。

Java Runtime Environment(JRE)に影響を与えるオプションについては、Javaのマニュアルを参照してください。

Tomcat固有のシステムプロパティについては、「Tomcat設定リファレンス」の「システムプロパティ」ページを参照してください。

同様の変数はJAVA_OPTSです。これはあまり頻繁に使用されません。 Tomcatの起動と停止、および他のコマンドの両方に使用されるオプションの指定が可能です。

Note:JAVA_OPTSを使用してメモリー制限を指定しないでください。Tomcatを停止するために使用される小さなプロセスには、あまりメモリを必要としません。それらの設定はCATALINA_OPTSに属します。

頻繁に使用される別の変数は、CATALINA_PID(Linuxのみ)です。

forkされたTomcat javaプロセスのプロセスIDが書き込まれるファイルの場所を指定します。

この設定はオプションです。次の機能が有効になります。

  • 重複した起動に対する保護機能
  • 標準のshutdownコマンドに反応しない場合、Tomcatプロセスの強制終了を許可

(3.4) "setenv"スクリプトを使う(オプション、推奨)

CATALINA_HOMEとCATALINA_BASEは別として、すべての環境変数は "setenv"スクリプトで指定することが可能です。

setenvスクリプトはCATALINA_BASE/binまたはCATALINA_HOME/binディレクトリに配置し、setenv.bat(Windowsの場合)またはsetenv.sh(Linuxの場合)という名前にします。ファイルは読み込み可能でなければなりません。

デフォルトでは、setenvスクリプトファイルは存在しません。スクリプトファイルがCATALINA_BASE/binとCATALINA_HOME/binの両方に存在する場合は、CATALINA_BASEのものが優先されます。

たとえば、JRE_HOMEおよびCATALINA_PID変数を構成するには、次のようなスクリプトファイルを作成します。

Windowsの場合

%CATALINA_BASE%\bin\setenv.bat

set "JRE_HOME=%ProgramFiles%\Java\jre7"
exit /b 0

Linuxの場合

$CATALINA_BASE/bin/setenv.sh:

JRE_HOME=/usr/java/latest
CATALINA_PID="$CATALINA_BASE/tomcat.pid"

CATALINA_HOMEおよびCATALINA_BASE変数は、setenvスクリプトで設定できません。setenvスクリプトの場所を特定するために使用されるためです。

ここに記述されているすべての環境変数と "setenv"スクリプトTomcatを起動するために標準のスクリプトを使用する場合にのみ使用されます。

たとえば、TomcatWindows上のサービスとしてインストールした場合、サービスラッパーはJavaを直接起動し、スクリプトファイルは使用しません。


(4)Tomcatの起動

(4.1)Tomcatは、次のコマンドのいずれかを実行することで起動できます。

   Windowsの場合:

%CATALINA_HOME%\bin\startup.bat

または

%CATALINA_HOME%\bin\catalina.bat start

       Linuxの場合:

$ CATALINA_HOME/bin/startup.sh

または

$ CATALINA_HOME/bin/catalina.sh start

(4.2)起動後、Tomcatに含まれるデフォルトのWebアプリケーションは、次のURLからアクセスできます。

       http://localhos:8080/

(4.3)Tomcatの設定と実行の詳細については、TomcatのWebサイトだけでなく、ここに含まれているマニュアルにも記載されています。

       http://tomcat.apache.org/


(5)Tomcatの停止

(5.1)Tomcatは、次のコマンドのいずれかを実行することによってシャットダウンできます。

Windowsの場合:

   %CATALINA_HOME%\bin\shutdown.bat

 または

   %CATALINA_HOME%\bin\catalina.bat stop

Linuxの場合:

   $ CATALINA_HOME/bin/shutdown.sh

 または

   $ CATALINA_HOME/bin/catalina.sh stop

高度な構成 - 複数のTomcatインスタンス

同じサーバー上の複数のユーザーでTomcatを使用する場合、大抵において、1つのTomcatのバイナリディストリビューションをコピーして共有することが望ましいです。

これを可能にするには、CATALINA_BASE環境変数を、個人用のTomcatインスタンス用のファイルを含むディレクトリに設定します。

異なるCATALINA_HOMEおよびCATALINA_BASEを使用してTomcatを実行する場合、ファイル ディレクトリは次のように分割されます。

CATALINA_BASEの場合:

 * bin - 以下のファイルのみ:

       setenv.sh(Linux)またはsetenv.bat(Windows)、        tomcat-juli.jar

          setenvスクリプトは上記のとおりです。チュートリアルライブラリ           「ユーザガイド」の「ロギング」の章に記載されています。

 * conf - サーバー構成ファイル(server.xmlを含む)

 * lib - 以下に説明するライブラリとクラス

 * logs - ログファイルと出力ファイル

 * webapps - 自動的にロードされたWebアプリケーション

 * work - ウェブアプリケーション用の一時的な作業ディレクト

 * temp - JVMが一時ファイル用に使用するディレクトリ(java.io.tmpdir)

CATALINA_HOMEの場合:

 * bin - スタートアップスクリプトシャットダウンスクリプト

      以下のファイルは、CATALINA_BASE/binに不在の場合にのみ使用されます。

      * setenv.sh(Linux)、setenv.bat(Windows)、 * tomcat-juli.jar

 * lib - 以下に説明するライブラリとクラス

 * endorsed - 標準の "endorsed(推奨規格)"をオーバーライドするライブラリ

  JREが提供するライブラリクラスローディングのドキュメントを参照してください。

      詳細については、「ユーザーガイド」を参照してください。 デフォルトでは、この "endorsed"ディレクトリは存在しません。

デフォルトの設定では、CATALINA_BASE/libとCATALINA_HOME/libの両方のJARライブラリとクラスが共通のクラスパスに追加されますが、CATALINA_BASEのものは最初に追加され、最初に検索されます。

CATALINA_HOME/libの標準Tomcatライブラリを使用し、データベースドライバなどの他のものをCATALINA_BASE/libに追加する、といった考え方はやめたほうがいいかもしれません。

一般的には、Webアプリケーション間でライブラリを共有することは絶対に避けてください。アプリケーション内のWEB-INF/libディレクトリにライブラリを置くことをお勧めします。

詳細については、「ユーザーガイド」の「クラスローディング」を参照してください。

CATALINA_HOMEとCATALINA_BASEの値は、Tomcatが$ {catalina.home}と$ {catalina.base}としてそれぞれ処理したXML設定ファイルで参照できると書いておくと便利です。

例えば、標準のマネージャWebアプリケーションをCATALINA_HOME/webapps/managerに保存し、次のようなトリックを使って、CATALINA_BASEにロードします。

  • CATALINA_HOME/webapps/manager/META-INF/context.xmlファイルをCATALINA_BASE/conf/Catalina/localhost/manager.xmlとしてコピーします。
  • 以下のようにdocBase属性を追加する。

ファイルは次のようになります。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<Context docBase="${catalina.home}/webapps/manager"
  antiResourceLocking="false" privileged="true" >
  <Valve className="org.apache.catalina.valves.RemoteAddrValve"
       allow="127\.0\.0\.1" />
</Context>

コンテキストおよびWebアプリケーションのデプロイメントの詳細については、「コンフィグレーションリファレンス」の「ユーザガイド」の「Deployer」の章と「Context and Host」の章を参照してください。


トラブルシューティング

スタンドアローンTomcatをインストールする場合、下記の2つのケースのトラブルが非常に多いです。

(1)このケースは、別のWebサーバー(またはそれに関するプロセス)がポート8080に使用していた場合です。ポート8080は、起動時にTomcatがバインドしようとするデフォルトのHTTPポートです。これを変更するには、下記のファイルを開き、 '8080'を検索します。 :

       $ CATALINA_HOME / conf / server.xml

ポート8080を使用していないポート番号にを変更します。1024より小さいポートはスーパーユーザーがUNIXでバインドする必要があるため、1024より大きい値に変更してください。

Tomcatを再起動すれば、うまくいっているでしょう。 Tomcatにアクセスするために使用しているURLの ポート"8080"を置き換えてください。たとえば、ポートを1977に変更する場合は、ブラウザにhttp://localhost:1977/ というURLを要求します。

(2)'localhost'マシンが見つからないというケースです。これはプロキシがある場合に発生します。その場合、ブラウザ設定が、 "localhost"にアクセスするためにプロキシを経由しないようになっていることを確認してください。

 Firefoxでは、これは[ツール/環境設定] - > [詳細設定] - [ネットワーク] - >  接続 - >設定...、Internet Explorerではツール - >インターネットオプション - >接続 - > LAN設定です。


オプションのコンポーネント

次のオプションのコンポーネントは、Apache Tomcatバイナリディストリビューションに含まれている場合があります。含まれていない場合は、個別にインストールできます。 1. Apache Tomcatネイティブライブラリ 2. Apache Commons Daemonサービスランチャー

どちらもC言語で実装されているため、バイナリコードにコンパイルする必要があります。 バイナリコードは、プラットフォームとCPUアーキテクチャに合わせる必要があり、またTomcatを起動するために使用されるJava Runtime Environment(JRE)実行ファイルと一致する必要があります。

Apache TomcatWindows固有のバイナリディストリビューションには、これらのコンポーネントのバイナリファイルが含まれています。 他のプラットフォームでは、バイナリバージョンを別の場所で探すか、自分でコンパイルする必要があります。

Tomcatを初めてお使いの方は、まずはこれらのコンポーネントを気にしないでください。 それらを使用している場合は、そのドキュメントを読むことを忘れないでください。


Apache Tomcatネイティブライブラリ

これは、Apache TomcatでHTTPとAJPプロトコルのコネクターで「APR」という特殊なものを使用できるようにするライブラリです。 OpenSSLとAPRApache Portable Runtime)ライブラリを中心に構築されています。Apache HTTPD Serverプロジェクトで使用されているものと同じライブラリです。

この機能は、Javaのパフォーマンスが悪い昔は特に重要でした。 最近はあまり重要ではありませんが、まだ多くの人々によって使用されています。詳細については、Tomcatのドキュメントを参照してください。

詳細:

  - Apache Tomcatのドキュメント

    * TomcatユーザーズガイドのAPR /ネイティブライブラリのドキュメント

      http://tomcat.apache.org/tomcat-8.0-doc/apr.html

    * TomcatのHTTPおよびAJPプロトコルコネクタのドキュメント、設定リファレンス

      http://tomcat.apache.org/tomcat-8.0-doc/config/http.html

      http://tomcat.apache.org/tomcat-8.0-doc/config/ajp.html

  - Apache Tomcatネイティブプロジェクトホーム

      http://tomcat.apache.org/native-doc/

  - その他のプロジェクト

    * OpenSSL

      http://openssl.org/

    * Apacheポータブルランタイム

      http://apr.apache.org/

    * Apache HTTPサーバー

      http://httpd.apache.org/

Apache Tomcatネイティブライブラリを無効にするには:

  - インストール時にApache Tomcatネイティブライブラリを無効にする。

  - ライブラリがインストールされていない場合、Tomcat起動時に警告を取り除くため、 "conf/server.xml"ファイルを編集し、 "AprLifecycleListener"を削除する。

Apache Tomcatネイティブライブラリのバイナリファイルは、通常以下である。

   - Windows上の "tcnative-1.dll"

   - Linuxシステムでは "libtcnative-1.so"


Apache Tomcatネイティブライブラリ

Apache Commons Daemonプロジェクトは、Apache TomcatWindows上のサービスとして、またはLinuxシステム上のデーモンとしてインストールするために使用できるラッパーを提供します。 Apache Commons DaemonWindows固有の実装は、「procrun」と呼ばれます。 Linux固有のものは "jsvc"と呼ばれています。

詳細:

  - Apache Commons Daemonプロジェクト

      http://commons.apache.org/daemon/

  - Apache Tomcatのドキュメント

    * Apache Tomcatのインストール

      http://tomcat.apache.org/tomcat-8.0-doc/setup.html

    * WindowsサービスHOW-TO

      http://tomcat.apache.org/tomcat-8.0-doc/windows-service-howto.html

Apache TomcatディストリビューションWindows用のApache Commons Daemonのバイナリファイルの名前は次のとおりです。

   - "tomcat8.exe"

   - "tomcat8w.exe"

これらのファイルは、Apache Commonsデーモンの配布から "prunsrv.exe"と "prunmgr.exe"という名前に変更されています。 ファイル名は次のような意味を持ちます。これらはファイル名は、Windowsでサービスを登録するためのサービス名として使用されます。また、この "procrun"のインストールに異なる設定を保存するためのキー名としても使用されます。 Tomcat 8.0の複数のインスタンスを並列にインストールする場合は、これらのファイルの名前を変更する必要があります。(同じ名前付けスキームを使用したほうがいい)

『トヨタの段取り』読了及び感想

トヨタの段取りplanning and arrangements the toyota way

を読了。自分の仕事で活かせそうな部分だけメモ。

どこかで聞いたことある話だけれども、毎日ちゃんと意識して仕事しているかと言われると微妙なところ。改めて。

 

段取りとは

英語では、『planning and arrangements』 つまり計画と準備。

段取りは、「HOW」 ではなく「WHY」

仕事の目的をまず確認。目的から必要なアウトプットが分かり、段取りができる。

仕事を「主作業」「付随作業」「ムダ・例外作業」に分ける

「主作業」とは、付加価値の源泉となる作業。
「付随作業」とは、付加価値は生まないが現時点では必要な作業。
「ムダ・例外作業」とは、付加価値に全く貢献しない作業。

自分の仕事で言えば、
「主作業」お客さんとの要件調整、設計書の作成、システム構築作業、コーディング、試験など。
「付随作業」主作業に関連する納品に関係のないドキュメント作成、社内調整など。それぞれ作業の目的を考えると、付加価値を生んでいない作業が結構ある。
「ムダ・例外作業」ネットサーフィンとか、社内事務。

自工程完結

一人では仕事は完結しない。複数の部署、関係者が関わってくる。自分の仕事は、全体の中の一工程を任されているわけだ。前工程の成果物をインプットにして、自分の工程でアウトプットである成果物を作る。その成果物が次の工程のインプットになる。自分の工程を完璧にすること(自工程完結)で、手戻りの無駄がなくなる。

自工程完結のために、トヨタでは下記を明確にしている。

  • 良品条件:「品質が保証される条件」
  • 判断基準:「次の工程が求める品質条件」
自分の仕事で言えば、 良品条件: 記載に抜け漏れがないこと、など。
判断基準 :次の工程がその成果物をインプットにできる品質か。例えば、設計書だけを見て構築できるか。聞き直す必要ないか、など。

計画は意思表示である

当たり前だけどスケジュールと進捗の見える化は大事。改めて。

計画と問題点をあぶり出す

計画と同時にすべきことは、計画の達成を阻む問題点を事前にあきらかにすること
リスクを小さくすることができる。

ムダ・例外作業を取り除く

待ち時間のムダ
  • 先行タスクを明確化。
  • 人の作業分担の平準化。
不要作業のムダ
  • 目的の共有。その作業は必要なのか。
  • 標準のやり方「誰がやっても同じものができるしくみ」うまいやり方をみんなで共有して、それを標準のやり方にしよう。
作りすぎのムダ
  • 仕事の重複の確認。
  • その作業はなくせないか?やめられないか?
手戻りのムダ
  • 自工程完結
  • 品質や信頼に影響する場合は「止める」

生産性

生産性は、『売上/コスト』

  • 仕事の減少時は「統合化」。仕事を一人で実施する。コストを下げる。
  • 仕事の増加時は「細分化」。仕事を分業にする。コストは上がるが、デリバリーは上がる。

減少時の改善、生産性の向上は、将来の飛躍につながる。
減少時に生産性を保つ努力をすると、増加時の生産性は飛躍的に上がる。

余裕時間は長期の価値へ

ムダ・例外作業を減らしたら、新たな改善活動やセミナーで長期的な目線で付加価値をあげるための時間に。

方針は数字で示す

トップダウンの目標を、自分の部署の目標の数字までブレイクダウンする。そこから段取りが始まる。

トヨタの方針管理には、組織のトップから現場まで一貫性があること、トップダウンボトムアップが融合していることに大きな特徴がある。

 

失敗の本質 ノモンハン事件から

失敗の本質

大東亜戦争の6つの作戦における「敗け方」を分析することで、日本軍の組織特性と失敗の本質を見出そうとする研究書。

 

なぜノモンハン事件で敗けたのか

・情報収集能力の不足

斥候不足から相手の兵力を知らず、相手の能力を軽視した。

 

・兵力の差

1次世界大戦でソ連との直接対決を経験していない。そのため、近代戦争に必要な技術、生産力がそもそもソ連に対して足りてない。

 

・兵力の逐次投入

ランチェスターの第二法則(1015回繰り返すか、1051回か)

長期化による資材の消費。

 

・中央と現地のコミュニケーション不全

中央と現地の方針のずれ。

中央の方針;他の優先事項から、この案件は早期収拾。事態の拡大はNG

現地の方針;関東の防御。そのための最適案がソ連の侵攻に対する即時の攻撃。

中央の意図を伝える文書(要綱、命令、指示)が、現地の感情・プライドを考慮して、明確な文章ではなく、自主的な実施を求める文章となる。その結果、現地では参考資料扱いとなり、中央の方針は無視された。

 

・組織の退化

関東軍満州国の支配機関の役割を持っており、統治のための組織に適応、変化した。そのため、戦闘組織としては退化しつつあった。

顕著な例としてノモンハン事件において、対等ないしそれ以上の敵との戦いという全く新しい環境に置かれたとき、関東軍の首脳は混乱し、方向を見失ったことが挙げられる。

 

教訓

①情報収集能力の重要性

競合他社やエンドユーザの情報についてアンテナの感度を上げる必要がある。

②技術力の重要性

最先端の技術をキャッチアップしないとそもそも戦えない。

③正しい統率、マネジメント

感情を考慮しつつも明確な指示。

④組織の退化への危機感

組織は退化する。常にチャレンジ、向上、改善する必要がある。。囲碁で下手な相手とばかり手合わせすると腕が落ちる。簡単な案件、ぬるま湯に浸かっていると組織は退化する。